Workday + VNDLY: ワークフォース管理の未来

Workday が VNDLY を買収して 1 年あまりが経ったことを受け、VNDLY の共同創業者兼共同ゼネラル マネージャを務める Shashank Saxena が、ベンダー システム管理の未来と、当社のお客様が得られる優れたメリットについて説明します。

このブログ記事は、VNDLY (Workday グループ企業) の共同創業者兼共同ゼネラル マネージャを務める Shashank Saxena によって投稿され、VNDLY.comに公開されていたものです。

VNDLY が Workday に参加することを発表して 1 年あまり経ちましたが、日々感じるのは明るい未来への展望です。未来への期待が高まる中、この買収がベンダー管理システム (VMS) 業界で行われる他の企業買収と異なる点についてお話したいと思います。同じような VMS の買収で見られる過ちを計画的に回避する方法や、当社の今後についてもご説明します。まずは、マネージド サービス プロバイダ (MSP) とのパートナーシップ、支出のトランザクション割合の価格設定モデル、サードパーティのインテグレーション サポートなどの、当社の最重要事項に対してどのように対応していくかをご説明します。

VNDLY の VMS と Workday ヒューマン キャピタル マネジメントを融合

VNDLY はこれまで常に Workday と連携してイノベーションを実現してきました。2021 年 8 月、VNDLY はWorkday ヒューマン キャピタル マネジメントの認証コネクタを持つ初の VMS となりました。Workday のワークフォース コネクタは、シンプルで使いやすい API インテグレーションにより、正社員と非正規社員の両方で可視性を提供します。VNDLY が Workday 向けのワークフォース コネクタのローンチを成功させたことで、両社の連携によってコスト、従業員、コンプライアンスなど、さまざまな面で可視性を向上できることが証明されました。

このパートナーシップを模索した経験によって、VNDLY のエグゼクティブ チームは、当社が Workday に参加することで、当社やお客様が得られるメリットが非常に大きいことを確信しました。当社はこれまで、買収元の企業が VMS 業界を理解しようとしない事例をずっと見てきました。しかし私たちの場合はまったく違います。たとえば、支出のトランザクション割合の支払いモデルを維持することで、VNDLY は MSP 経由で間接的契約を保持し、MSP とのパートナーシップを拡大し続けることができます。

当社は買収後も業界の標準的な慣行に従うよう努めています。そして信頼される Workday グループの一員となった結果、買収が完了して数か月経った現在も著しい成長を続けています。

最高の VMS 構築を目指す当社のミッションを推進

ユーザーフレンドリーで機能が豊富な VMS を構築するには、エンジニア、ユーザー エクスペリエンス デザイナー、製品マネージャなど、優秀なプロフェッショナルで構成されたワールド クラスの大規模なチームが必要になります。新たなリソースを得たことで、当社は優秀な人財をチームに組み入れて継続的に拡大できるようになりました。その結果、新たに拡充された専門知識を活用し、製品のアップデートをより迅速に提供することも可能になりました。

一例として、ベンダーが自らアクションを開始し、業務指示を一括で実行できるようになったことが挙げられます。もう一つの大きな特徴として、言語機能があります。当初は 2023 年の第 1 四半期に製品の言語サポートを拡大する予定でしたが、Workday のリソースと拡張性を活用することで、2022 年の第 3 四半期と第 4 四半期に 10 を超えるグローバル言語をサポートすることができました。

VNDLY の対応言語:

  • 中国語 (簡体字/繁体字)
  • デンマーク語
  • オランダ語
  • 英語
  • フィンランド語
  • フランス語 (カナダ)
  • フランス語 (フランス)
  • ドイツ語
  • イタリア語
  • 日本語
  • 韓国語
  • ノルウェー語 (ブークモール)
  • ポーランド語
  • ポルトガル語 (ブラジル)
  • スペイン語
  • スウェーデン語

業界の関係性と標準を基盤とした構築

当社は製品のイノベーションに努めるだけでなく、VMS 業界にすでに確立されている重要な関係性や標準を基盤とした構築を継続していきます。当社の VMS が当初から成功を収めることができたのは、この方針を維持してきたからです。当社は特に以下の領域を強化していきます。

  • MSP とのパートナーシップ:MSP パートナーによる早期の導入がなければ、今日の VMS 業界は存在しません。共通のお客様に貢献するため、当社は今後も MSP との緊密な関係を重視していきます。この関係を維持し、相互の成功を促進するために、当社は公式のチャネル パートナー プログラムを構築しています。
  • 支出のトランザクション割合の価格設定モデル:このモデルを好む顧客がいるにも関わらず、一部の VMS プロバイダは買収後にこのモデルを廃止しています。当社は今後も、このモデルがお客様にとって重要であることを重視し、このモデルの提供を継続していきます。
  • サードパーティのインテグレーション サポート:VNDLY は、Coupa 社、Okta 社など、サードパーティ プロバイダとの連携をサポートするため、ネイティブ API インテグレーションを維持していきます。また、その他のサードパーティ サービスとのインテグレーションを引き続きサポートし、お客様の既存のエコシステムとの適合性を十分に確保できるように努めていきます。

米国全体のワークフォースのうち、非正規社員が占める割合は 36% に達しており、研究によれば 2027 年までに非正規社員の割合がワークフォース全体の 50% にまで増加すると考えられています。

Workday の財務および組織をサポートする機能と、VNDLY が持つ VMS 業界の専門知識を組み合わせることで、製品のイノベーションを加速させる能力を強化し、MSP とのパートナーシップを育成し、MSP とのパートナーシップを基盤とした構築を持続させることが可能になります。

お客様が採用環境の変化を予測できるようにサポート

採用環境が急速に変化する中、採用戦略もそれに合わせて変えていく必要があります。Gartner 社によると、組織のアジリティを確保し、優秀な人財を採用して競争力を維持するため、多くの企業が非正規社員の起用を拡大しています。その結果、米国全体のワークフォースのうち、非正規社員が占める割合は 36% に達しており、研究によれば2027 年までに非正規社員の割合がワークフォース全体の 50% にまで増加すると考えられています。

コストの管理と予定の調整を行いながら非正規社員を拡大するには、VMS が欠かせません。不安定な経済環境、労働市場の変動、非正規社員や人件費の増加に加え、急速なデジタル トランスフォーメーションに直面している組織では、今日の市場動向の予測・対応を可能にする VMS が必要です。10 年以上前に構築されたプラットフォームでは不十分です。簡単に設定可能なシステムやセルフサービスをチームに提供することで、組織は必要に応じていつでも調整を行えるようになります。カスタマー サポートが応答するまで待つ必要はありません。

2021 年末の買収を原動力に、VNDLY は今日の市場で拡大する非正規社員のソーシング、採用、支払い、オフボーディングを効率的にサポートする製品を継続的に構築していきます。歴史的な労働力不足や世界を揺るがす出来事が発生する今日、Workday のサポートを活用し、当社は今後もお客様のニーズにアジャイルに応えていきます。

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